
フクフクプラスは、全国の障がいのあるアーティストや福祉施設との幅広いネットワークと信頼関係を築いています。使用目的に合わせてアーティストや作品を提供したり、プロデュースします。目的に合わせてオリジナルの描き下ろしもサポートいたします。
大和ハウス「ミライマチ宣言」描き下ろし



ミライマチ宣言とは、大和ハウスの全国にある事業所や工場の従業員が、それぞれの地域における未来の景色について想いを馳せ、『ステークホルダーと共に2055年に創り出したいマチ』を描いたものです。今回、各事業所・工場のミライマチ宣言を障害のあるアーティストにオリジナルで描いてもらうプロジェクトを支援しました。
フクフクプラスは、全国の描き下ろし可能な50名のアーティストを推薦し、各事業所の従業員にイメージに合うアーティストを選んでいただきました。アーティスト選定や描き下ろしのプロセスに、大和ハウスが大切にしている「対話」を採り入れることで多様性理解につながる仕組みを提案しました。
選ばれた、さまざまな障がいの特性のある約20名のアーティストにお会いしていただき、アーティストに直接イメージを伝えてもらいました。(難しい場合はオンラインミーティング)私たちは、アーティストにストレスを与えず、円滑なコミュニケーションとなるサポートを丁寧に行っています。
SDGsの実施として、障がいのあるアーティストに描いてもらうことも大切ですが、たとえ手間がかかっても直接コミュニケーションを取ることで、障がいの特性を理解しながら、人と人とのつながりを育むことを大切にしました。そうした丁寧なコミュニケーションこそが、私たちの考えるダイバーシティです。
2022年5月、大和ハウスグループは創業100周年を迎える2055年に創り出したい世界として“将来の夢”(パーパス)を掲げました。その“将来の夢”を地域単位で具体的に描いたものがミライマチ宣言です。全国各地の地域課題や地域特性に向き合い、ありたい地域の姿を、全国の事業所・工場にいる地域共生推進委員を中心に、従業員が一丸となって考えました。
https://www.daiwahouse.co.jp/sustainable/social/contribution/miraimachi/
MEIJI PARK NUMBER[明治公園ナンバー]
明治公園を多様な人たちに使っていただきたい。この思いを元に公園のシンボルとして、障がいのある人を含む多様な人たちによって創り出すオリジナルナンバーの提案をしました。
明治公園が掲げる5つのフィロソフィーの考えのひとつ「多様性&包括性」の一環として、2022年7月にフクフクプラスがプロデュースした「チームチャレンジ・ワークショップ」を開催しました。大人、子ども、学生、LGBT、高齢者、外国人、障がいのある人(車椅子ユーザー、視覚、聴覚、知的、精神)とさまざまな特性の方々が参加しました。
このワークショップでは、参加者の特性を生かしたチームを組み、多様性の可能性をテーマにした「お花、緑を描こう!」「キャラ数字!」「ネイチャー ブロック 数字!」「カラフル ダイバーシティ 数字!」4つのチームチャレンジによって明治公園ナンバーが制作されました。
例えば、視覚に障がいのある人のいるチームは、全員が目隠しをして用意されたさまざまな草花を触ったり、香りを嗅ぎ、チームメンバーで「対話」を楽しみながらイメージを膨らませてもらいました。多様であることの可能性を追求して完成した5つのナンバーを公開しています。専門のサイトからダウンロードして自由に使用することが可能です。
https://www.meiji-park.tokyo/number/
パラハートちょうふ meets ART Project



調布市は、共生社会の充実に向けて、「パラハートちょうふ」のキャッチフレーズの下、障がい者と市民を繋ぐさまざまな活動を行っています。
■ビッグハートプロジェクト
フクフクプラスは、令和5年度に「パラアート展」の応援企画として、「ビッグハートプロジェクト」を提案しました。参加者から集まった約1万1800枚のハートを横5メートル、縦10メートルのシートに貼り合わせ、大型アート作品が完成させました。
“パラハートちょうふ”にちなみ、カラフルなガムテープでつくる手のひらサイズのハートを繋ぎ合わせて大型アート作品を完成させ、パラアート展の開催にあわせて、「文化会館たづくり」の館内装飾として展示されました。
このプロジェクトには、市内の福祉団体のほか、調布ゆかりのアーティストやプロスポーツ選手など様々な分野にわたるたくさんの方に参加・協力いただきました。完成した作品には、著名人のサインなども描かれています。
◎参加団体:FC東京、NTT東日本バドミントン部、川崎WSC、かんばらけんた氏、木島平村、車いすバスケットボール連盟、京王グループ、国際交流協会、シダックスオフィスパートナー株式会社、社会福祉協議会、千葉ホークス、調布国際音楽祭出演アーティストの皆様、調布PARCO、パラアート展参加団体、文化協会、文化・コミュニティ振興財団、読売巨人軍、数えきれない市民の方々
https://www.city.chofu.lg.jp/040010/p020087.html
TOKYO KNIT×障がいのあるアーティストとのコラボレーション企画



日本ならではの優れた技術を保証する産地ブランド「TOKYO KNIT」の認証企業が生産を担当し、障がいのあるアーティストの作品をフューチャーしたコラボレーションコスチュームを発表しました。
江戸時代より続く東京のニット産業を支えてきたTOKYO KNITの高い技術力と、障がいのあるアーティストの既成概念を越えた才能が出逢い、まったく新しい価値を世の中に発信することを目的としたコラボレーション企画。
「シブヤフォント」などで障がい者アート領域で実績のある株式会社フクフクプラス(共同代表/磯村 歩、福島 治、髙橋 圭)が、アーティストの選定から、制作サポート、発表までをプロデュースしました。
◎2024年2月16日(金)17時~19時
◎@TRUNK HOTEL MOR(I 渋谷)ファッションショー開催
■カミジョウミカ/Mika Kamijo
19歳時に、常染色体劣性遺伝性疾患のため入院していた病院のスタッフの顔をデフォルメし独学で描き始める。
◎個展:2004年 imaginationカミジョウミカ展(長野県軽井沢町・KIGIGallery & Studio)初個展/2014年 カミジョウミカ展 2014(東京都・公益社団法人笹川平和財団ホール)/2017-2022年 カミジョウミカ展( 松本市/長野銀行本店)等 県内、県外で約30回の個展開催◎賞歴:1998年 長野オリンピックアートパラリンピック公募展街かど賞以降、86件のコンペでグランプリ、優秀賞、特別賞、佳作、入選
■柴田 鋭一/Eiichi Shibata
1970年生まれ。工房集所属、“せっけんのせ”を25年以上描き続け、海外のアートフェアでも注目され、ニューヨークでの初個展で作品を完売させる。
◎作品収蔵:ジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センター(パリ)◎主な展覧会歴:2013年 OUTSIDER ART FAIR 2013 Center 548(ニューヨーク)/2014年「 SOAP」 柴田鋭一個展 Yoshii Gallery(ニューヨーク)/2014年「Outsider Art Fair」Paris Hotel le A(パリ)/2016年「 out sider artfair2016」Metropolitan Pavilion(ニューヨーク)/2018年、2019年「 Art Brut from Japan, Another Look」(スイス)
■サンプル制作参加TKF認証企業一覧:株式会社ズーム・伊東メリヤス工業・株式会社・川島メリヤス製造所・有限会社オフィスホドタ・百瀬繊維株式会社・丸和繊維工業株式会社