世田谷フォント、シブヤフォントとは、障がいのある人が描いた文字や絵をオープンフォント・パターンとして社会に提供し、企業や団体に使ってもらうことで、地域を元気にするシティプロモーションです。
障がいのある人のアート活動は盛んになっていますが、アート作品として評価される人はごくわずかです。しかし、アートを描いたり、創作活動が好きな人はたくさんいます。わたしたちはそうした人々に光を当てます。アルファベットの創作活動をデザイナーと共同で行ったり、描いたアートの良い所をデザイナーがブラッシュアップすることで、障がいのある人や福祉施設の仕事をアートワークによって生み出す画期的な仕組みです。
*シブヤフォント、ご当地フォントは、一般社団法人シブヤフォントの運営、世田谷フォントは当社の運営となります。

「世田谷フォント」のはじまり

東京都世田谷の「世」には人々が形作る社会としての生活の場、コミュニティという意があり、そして世田谷の「田」は、かつて農業が盛んであったことを表しています。「世田谷フォント」を通して農を起源として豊かな自然と人々の営みが織りなす世田谷を伝えていきます。世田谷区に事業所を構える当社がさまざまな方々の協力の元、立ち上げました。

共同代表の磯村歩は世田谷区に暮らし、子育てをしています。磯村は「シブヤフォント」と「ご当地フォント」のプロデューサーとしての経験を活かし、地元・世田谷区でも「世田谷フォント」を発足させ、育てていきたいという思いから、このプロジェクトがスタートしました。

「世田谷フォント」のロゴに対する思い

「世田谷フォント」のロゴには、いろいろな思いを託されています。多様な色・形を、“風呂敷”のように優しく、そして柔らかく包み込んでいくイメージでデザインしています。包括、包摂(=インクルーシブ)を、風呂敷の“包む”行為になぞらえました。 そして風呂敷は、日本の伝統的な包み布で江戸時代から広く使われ、再利用可能で環境に優しいアイテムであります。また、最近はモダンな柄やアート作品としての展開も増えています。
「世田谷フォント」も、風呂敷のように、誰でも優しく包み(=仲間になれる)、伝統的であり、サスティナブルで、モダンなものとして育てていきたいと考えています。さらに、風呂敷たちが形作っているのは「せ」の文字。世界の「せ」、世間の「せ」、そして世田谷の「せ」。いずれも、コミュニティを大切するメッセージが「せ」には込められていると思います。

世田谷区内の連携、広がっています。

「世田谷フォント」は、世田谷区産業振興公社、世田谷まちなか観光交流協会、そして世田谷区内の障がい者支援事業所とタッグを組んでいます。
現在、泉の家、玉川福祉作業所とともに世田谷フォントの制作に取り組んでいますが、どんどん世田谷区内のさまざまな事業所との連携を広げていく予定です。
そして、一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ「フタコファンサポート2025」に採択されるなど、二子玉川地区でも、しっかり根を下ろしていきたいと考えています。

「世田谷フォント」が目指すこと。

世田谷区は東京都の西部に位置し、かつては農村地帯として発展しましたが、明治時代以降の鉄道の敷設とともに東京の郊外住宅地として発展してきました。現在では約90万人の区民が暮らす、東京都内でも人口の多い自治体の一つです。
この地域は歴史的にも住民主体のまちづくりが盛んで、江戸時代の農村共同体の名残を受け継ぎながら、近代以降も住民参加型の都市計画が進められてきました。たとえば、区内の「世田谷ボロ市」は、400年以上の歴史を持つ伝統的な市であり、地域住民の商業活動の象徴的な存在です。

「世田谷フォント」は、こうした地域の歴史や景観、人々の営みを大切にしながら、地域の個性を反映する形で成長させていきたいと考えています。 世田谷区には、大規模な商業施設は少ないものの、小規模ながら個性と温かみのある商店街や住宅街が点在し、住民の暮らしに密接した景観が広がっています。こうした地域の風景や文化をデザインとして捉え、「世田谷フォント」を通じて視覚的な記録として残し、地域の魅力を伝えるデータラインナップにしていきたいと考えています。

「世田谷フォント」のご利用について

個人でのご利用は「ご当地フォント公式サイト」(運営:一般社団法人シブヤフォント)をご確認ください。フォントは無料、パターンは500円(低解像度データ JPEG形式)でダウンロードいただけます。

法人でご利用いただく際には、当社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。利用内容に応じて、データ利用料をお見積もりいたします。ご提供するデータ形式は、商品採用にも問題のない解像度のaiデータ もしくは psdデータです。レイヤー構造をもつデータですので、背景の色変更、要素の位置調整などの加工も可能です。

データ利用料は手数料を除き、世田谷区内の障がい者支援事業所に支払います。

「シブヤフォント」のはじまり

フォントデータ見本 (シブヤフォントにはフォントとパターンデータがあります)

フォントデータ見本 (シブヤフォントにはフォントとパターンデータがあります)

パターンデータ見本 (シブヤフォントにはフォントとパターンデータがあります)

パターンデータ見本 (シブヤフォントにはフォントとパターンデータがあります)

当社代表の磯村は、2016年に渋谷区障がい者福祉課から2020年に向けた渋谷みやげ開発を委託されました。磯村は渋谷区内の8つの福祉施設と桑沢デザイン研究所の学生との共同開発プロジェクトを立ち上げ、この革新的な仕組みから、ご当地フォントの第1弾「シブヤフォント」が生まれました。

□シブヤフォント(商標登録 第5991327号)は、2025年時点で600種類以上になり、それらを渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」として誰でも利用で きるよう公式サイトで公開しています。
また、シブヤフォントを採用した商品も販売し、売上の一部を渋谷区内の障がい者支援施設に還元しています。

シティプロモーションとしての広がり

渋谷区・パラスポーツ応援タオル

これまでのアートワークと違い、フォントやパターン化データとなっているので、様々な場所や用途に展開することが可能です。渋谷区のシティプロモーションとして広がり続けています。
シブヤフォントは、渋谷区新庁舎のサインにも採用、さらに職員の名刺やPCにインストールされています。また、新しくなったLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)のサインの一部にも使用されています。渋谷区・パラスポーツ応援タオルも制作しました。
この画期的な仕組みは、2019年度グッド デザイン賞を受賞しました。

社会的な広がりとソーシャルインパクト

渋谷スクランブルスクエア・スーベニアショップ

京王電鉄・京王不動産グループのホテルのキーチェーン

アパレルメーカー・ワールド・アンビルト

シブヤフォントの仕組みは、企業にとっても自社製品などとのコラボレーションが容易です。2019年にオープンした「渋谷スクランブルスクエア」46階展望台のスーベニアショップでも、シブヤフォントを使った色々なオリジナル商品が常設販売されています。
その他、Googleフォントにも3書体が採用、京王電鉄・京王不動産グループのホテルのキーチェーン、大手アパレルメーカー(株)ワールドとのコラボ商品開発など、次々に社会的な広がりをみせています。

地域のご当地フォントをつくりませんか?

『ご当地フォント』は、日本中の 障がいのある人・デザイナー・障がい者支援事業所による共創アートワーク(フォント・パターン)を世界中に届けるソーシャルプロジェクトです。一般社団法人シブヤフォントがプロデュースしています。個人利用の場合は、無料のフォントで活用をどんどん広げ、パターンデータはワンコイン(500円)で使用可能です。ただし、商業利用の場合は有料となります。売上げの一部は、障がいのあるアーティストや福祉施設に還元しています。

ご当地フォントは、2022年にスタートし、2025年には全国22箇所に広がっています。ご当地フォントに関心がある、ご当地フォントに参加したい方はご当地フォント公式ウェブサイトのお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
パブリックデータ『ご当地フォント』として誰でも利用できるよう公式サイトで公開しています。 また、ご当地フォントやパターンを採用した商品もぞくぞく商品化されています。売上の一部をそれぞれのご当地フォントの障がい者支援施設に還元しています。
とやまフォントは、県のデザイン展で最高賞の富山県知事賞を受賞。金沢市の百万石フォントは、国民文化祭での展覧会には皇室が来場されました。それぞれのご当地での使用がどんどん広がり、評価が高まっています。

https://www.gotouchifont.jp