「多様性理解」セミナーと「対話型アート鑑賞」を組み合わせた「ダイバーシティ&インクルージョン」の研修プログラムです。専門の知識を身につけたアートコンシェルジュ(ファシリテーター)の進行により、前半はさまざまな問いかけを盛り込んだ講義形式で進行、後半は対話型アート鑑賞を楽しく体験することで、「ダイバーシティ&インクルージョン」の学びが得られます。
企業においてダイバーシティとは、性別や年齢、国籍、文化、価値観など、さまざまなバックグラウンドを持つ人材を活用することで、新たな価値を創造・提供する、成長戦略につながります。対話型のアート鑑賞を通して従業員一人ひとりがお互いの良さを認め合いインクルージョンの「受容」につなげます。当社の高橋圭は、セクシャル・マイノリティの当事者です。自分自身の経験を活かしながら、共感性の高いフクフクプラス独自の「ダイバーシティ&インクルージョン」のマナー研修を実施いたします。
多様性理解を学ぶ3つのコース
LGBTs + 対話型アート鑑賞プログラム
身障者 + 対話型アート鑑賞プログラム
精神/発達障害 + 対話型アート鑑賞プログラム
多様性理解研修には、3つのプログラムがあります。それぞれLGBTs、身障者、精神/発達障害の当事者をゲストとして迎え、オンラインで対話しながらマイノリティに対する理解を深めます。またゲストと共にアートで対話することによって、そもそも誰もが多様な存在である《みんな違って、みんないい》という気づきを促します。そして多様性を活かした価値創造の事例を共有しながら、新たなチームビルディングについて対話をもちます。
ダイバーシティ&インクルージョン経営には、特定の特性に対する配慮に加え、《みんな違って、みんないい》という自己肯定感とチーム内における心理的安全性が大切です。こうした内的変化を促すプログラムを障がいのある人のアートを使って進行します。
LGBTの当事者の思いを知る
男女の性だけでも12種類に分れます。
参加者に様々な問いかけをしながら研修を行います。
セクシャルマイノリティの当事者は、思春期の頃から自分が普通ではないかもと感じながら、家族、友だち、先生にも相談できず、普通を演じて(自分に嘘をついて)生きている人も少なくありません。社会人となってからも、精神的に社会から孤立していると思いながら日々働いている人もいます。
そうした当事者の思いを高橋自身の経験に重ね合わせて分かりやすくお伝えします。個人の視点から「ダイバーシティ&インクルージョン」の必要性を紐解き、参加者と一緒に生きづらさの壁は社会のどこにあるのかを探ります。
売上の一部が、障がいのあるアーティストに還元されるフクフクプラス独自のCSV※型サービスとなっています。
[※]CSV(Creating Shared Value)とは「共通価値の創造」という意味です。CSRは例えば電機メーカーが森林再生プロジェクトを行なうなど、企業の事業とは関係のない社会貢献活動ですが、CSVは企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決し、「社会価値」と「企業価値」を両立させる考え方です。「社会的問題・課題解決のビジネス化」とも言われます。
知識だけでは本当の理解は生まれない
LGBTsの当事者がファシリテーターを務めます。
教育機関からの講演も急増しています。
■多様性理解セミナー
フクフクプラスの「ダイバーシティ&インクルージョンマナー」は、単に知識を得るだけのセミナーとは異なります。日本の地下鉄におけるエレベーター設置率は世界一です。しかしながら、日本のバリアフリーが世界をリードしていると考える人は少ないはずです。
バリアフリーとは、多様な人が社会に参加する上での障壁(バリア)をなくすことです。障がいの有無にかかわらず、どんな立場でも、安心して自由に生活をするために、建物や交通機関などのバリアフリーだけでなく、一人ひとりが多様な人のことを思いやる「心のバリアフリー」を手に入れることが大切です。フクフクプラスでは、障がいのある人に関するマークや接客シーンを例に取り上げながら、バリアフリーに必要なことを参加者と一緒に考えます。
■インクルージョンにつながる対話型のアート鑑賞
フクフクプラス独自のユニークなアートの使い方で右脳のスイッチが入ります。個性的なアートを観ながらアートコンシェルジュが投げかけるさまざまな問いに対して、参加者同士の考えや感じ方を共有します。同じ質問に対しても一人ひとりの感じ方が違うことが大切です。一つずつのアートから何を学び、どのように仕事に活かしていくのかも丁寧に伝えます。それをポジティブに受け入れる柔軟性が多様性の理解につながります。
フクフクプラスが独自に設計した対話型アート鑑賞は、脳が一皮剥ける楽しい体験となり、多様性理解、チームビルディング、創造的思考力、観察力などが身に付く革新的な人材育成プログラムです。
対話型アート鑑賞で多様性を理解する
アートを囲みながら行う、少人数での対話型アート鑑賞。
大人数での対話型アート鑑賞はグループに別れて実施します。
■少人数での対話型アート鑑賞
フクフクプラスの対話型アート鑑賞法は、障がい者アートの持つメンタル効果(実証実験にて検証済)を活かした独自の多様性理解を学べるプログラムです。アートコンシェルジュ1人に対して10人以下の少人数で実施いたします。参加者はアートを囲むように座り、アートコンシェルジュがさまざまな質問を投げかけながら、対話を通して楽しく鑑賞を進めます。
対話型アート鑑賞は何を言っても否定されない空間をつくります。人それぞれ違うことをポジティブに受け入れられるようになります。障がいなどの有無に関わらず、人はそれぞれ価値観、考え方、感じ方が違うことを理解できます。
■多人数での対話型アート鑑賞
多人数での対話型アート鑑賞は、4~5人のグループに分かれて実施します。アートコンシェルジュが複数枚のアートカードを使用しながら鑑賞を進めます。基本的には少人数の対話型アート鑑賞と同じ内容です。
このカードを使用する対話型アート鑑賞のメリットは、各グループ内のチームビルディングにもつながります。アートコンシェルジュは2名体制で行い、最大50名までの実施が可能です。詳しい実施内容は、電話もしくはメールにてご相談ください。
企業にとってのメリット
[ダイバーシティ&インクルージョンに取り組むメリット]
◎ダイバーシティを自分ごととして理解できる
◎インクルージョンを社内で推進するきっかけとなる
◎多様性を尊重する意識づくりが社員の信頼関係を醸成する
◎従業員の定着率にも貢献
◎人材育成が会社のCSRにもなる
このようにダイバーシティ&インクルージョンは、
経営上の成果につながる大きな役割を果たすものといえます。
多様な価値観やライフスタイルを持つ人材の雇用は、発想やアイデアの活性化につながるというメリットもあるため、プロダクトやプロセスにおけるイノベーション創出を目指す成長戦略として、多くの企業が取り組むようになりました。
しかし従来型の組織に慣れている従業員にとって、多様性を認めて受け入れることは容易なことではありませんでした。暗黙的な排斥が起きれば、環境 を整備したところで定着率を高めることは難しくなります。そのため、これを 補完する考え方として、インクルージョンが重視されるようになりました。インクルージョンは、一人ひとりが事業に参加できる機会を創出し、意欲を維持するマネジメント体制を整えます。
[ 導入の手順 ]
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メール、電話にて打ち合わせ[プログラムのご希望など]
プログラムの実施
お問い合わせフォーム
[ 実施料金 ]
LGBTs、身障者、精神障害の3つのコースがあります。
◎多様性理解セミナー( 30分 ) + 休憩( 10分 ) +
対話型アート鑑賞( 80分 ) = 120分〜
◎参加者1名につき15,000円(税込)
◎人数10名以上~30名迄
※実施時間やプログラムの内容はアレンジ可能です。
対話型アート鑑賞「脳が脱皮する美術館」とは
東京工芸大学教授 ・ 福島治による企画監修でニューヨーク近代美術館のVTS(Visual Thinking Strategies)を範として、フクフクプラスが独自に開発した企業向け研修プログラムです。使用するアートは全て障がいのある人が描いたアートで、名画などと比べ、その匿名性や個性からアートの知識がなくとも対話しやすく、チームビルディング、新人研修、内定者研修などに採用されています。また身障者やLGBT当事者によるレクチャーと組み合わせたダイバーシティ研修や発想法を取り入れた新規事業研修など多種多様な企業ニーズに応え、現在20社以上、2,000人以上の導入実績を誇ります。
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