VISION

FUKUFUKU+

わたしたちは
障がいのあるなしに関わらず、
お互いの違いを認め合い、
誰もが自分の可能性を発揮できる社会を実現します。

社会は、障がいのある人々がつくりだすアートの魅力を知っているでしょうか。反対に、障がいのある人々は、人間本来の躍動感をたずさえた自らの作品の魅力や価値を、社会に伝える機会を与えられているでしょうか。

わたしたちは、障がいのある人の個性を活かしながら、社会が必要とする革新的なサービスや商品を創出します。それを通して障がいのある人や福祉施設の社会参加、収入支援につなげるCSV型事業を行っています。CSV(Creating Shared Value)とは、企業の事業活動を通じて、社会課題の解決を同時に行うことを示します。

障がいのある人のアートを使った「対話型アート鑑賞法」は、全く新しいアート鑑賞法として社会的な注目を集めています。私たちの鑑賞法は、多様性理解やチームビルディングに有効で、自己肯定感を高める効果があります。

さらに、アートレンタルと組み合わせることで、オフィスや空間が明るくなり、癒しや会話のある場所になります。

障がいのある人には、創作活動に潜在的な才能を持つ方が多く存在しています。特例子会社で実施するアートワークにより、その才能を発掘、育てることで、障がいのある社員の新しい仕事や働きがいを生み出します。

シブヤフォントは、一枚の立派なアートが描けない人でも、デザイナーと共同作業することにより、自身の創作物をフォントやパターン化することが可能です。企業や団体がコラボレーション可能なシステムにより、福祉施設の工賃向上、シティプライドとして国際的な広がりをみせてます。

持続可能な世界の実現に向けて、デザインの力を使い、100年後の社会が必要とする価値を創造します。

わたしたちは、障がいのある人のアートのチカラを、デザインの力で、みんなのチカラに変えていきます。

*ロゴマークについて
人と人とが繋がりあえば、きっと笑顔が生まれる。そんな思いを込めてデザインしました。

メンバー紹介

磯村 歩(AYUMU ISOMURA)

ソーシャルアントレプレナー

前職の富士フイルム時代、目の見えない人が「写ルンです」(触覚と音で操作がわかる)を使っていることを知り、環境によってバリアは簡単に取り除けることを知りました。また視点によって障害の定義自体も変わりえることも感じました。

それからユニバーザルデザインに取り組み、富士フイルムを退社後は日本の介護の現場を感じたくてホームヘルパーの資格を取得。また福祉先進国デンマークに渡り、障がい者と共に暮らし学ぶ学校に留学し、日本の未来に対する大いなるイマジネーションを得ました。

”支援する” ”支援される”という一方通行な関係ではなく、障害を強みに変えた共創関係にこそ理想の共生社会が生まれるはず。障がいのある方のアートの魅力に触れてからは、それを強みとして社会に届けられないかと思い始めました。

ぜひ障がい者アートを鑑賞して癒されてください。きっとメンタル面での効果があるはずです。また障がい者アートのノベルティやギフトで感謝の気持ちを伝えてください。きっと「イイネ!」と笑顔がこぼれるはずです。こうして皆さんがアートで幸せになり、それを提供する障がい者や福祉施設も収入が向上して幸せになる。そうしたアートによる福の循環社会を実現したいと思っています。

磯村代表ブログ
タイトル:デザインのチカラでみんなにチカラに。
説明文:フクフクプラスの磯村が、ダイバーシティ&インクルージョン経営に資するヒントをデザインの視点で語ります。

略歴:1966年愛知県常滑市生、金沢美術工芸大学 卒業後、富士フイルムでデザインに従事、またユニバーサルデザイン、ユーザビリティ評価、新規事業、デザイン思考などデザインの領域拡大に取組む。2006年より同社ユーザビリティデザイングループ長に就任し、デザインプロセスの改革に取組む。退職後デンマークに留学しソーシャルインクルージョンの先駆的な取り組みを学んだ後、株式会社グラディエ(現:株式会社フクフクプラス)を創業し、チャリティスイーツギフト「futacolab(フタコラボ)」事業、渋谷区事業「シブヤフォント」の総合ディレクションなどを担う。桑沢デザイン研究所/日本デザイナー学院 講師、グッドデザイン賞受賞 多数、日刊工業新聞社 機械工業デザイン賞受賞、世田谷区産業表彰 受賞、Good Job! Award 2016 入賞。著書:感じるプレゼン(2015 UDジャパン)

福島 治(OSAMU FUKUSHIMA)

グラフィックデザイナー、ソーシャルデザイナー

10年前に30年間行ってきた商業的なデザインにピリオドを打ち、残りの人生をソーシャルデザインの探究と実施を行うと決めました。
ソーシャルデザインを始める以前から障がいのあるアーチストの描くアートの魅力に心を奪われていました。
これまで障がいのあるアーチストを紹介する展覧会を開催、団体のサポート、福祉施設やアールブリュット美術館を視察しました。また、大阪府福祉課の行っているプロジェクトの委員も務めています。

そのなかで見えてきたのは作品の使用や商品販売など、皆さん苦労されていることでした。アートとして認められることも大切ですが、作家の社会参加や収入支援の革新的な仕組みが必要だと感じました。

FUKUFUKU+は、デザインや販売戦略のプロが集まり、CSV型ビジネスでそれを解決できる持続可能な活動にしたいと考えています。
FUKUFUKU+は、障害のあるアーチストの社会参加と収入支援を実現させ、福祉施設の働き方改革にもつなげ、その仕組みを世界に広げることのできる活動にしたいと思います。

略歴:1958年広島生まれ。日本デザイナー学院広島校卒。浅葉克己デザイン室、ADKを経て、1999年福島デザイン設立。被災地支援プロジェクト「unicef祈りのツリー」「JAGDAやさしいハンカチ」「おいしい東北パッケージデザイン展」など、デザインにおける社会貢献の可能性を探求、実践する。東京2020オリンピック正式プログラム「PPEACE ORIZURU」プロジェクトメンバーとして活動中。
世界ポスタートリエンナーレトヤマ・グランプリ、メキシコ国際ポスタービエンナーレ第1位、カンヌ広告フィスティバル・金賞など国内外の30以上の賞を受賞。AGI、JAGDA、TDC会員。東京工芸大学デザイン学科教授、日本デザイナー学院顧問、公益財団法人みらいRITA理事、一般財団法人森から海へ理事。

高橋 圭(KEI TAKAHASHI)

ストーリーテラー

長年、福祉に関わる仕事をしていました。
ふと福祉業界を外から見てみると、あることに気がつきました。それは、とても閉鎖的だということ。
多くの障がい者施設では、物販をし障がい当事者の方の工賃(給与)を稼いでいます。しかし、福祉施設で働く職員の方々は、福祉のエキスパートであっても、商品の製造販売やブランディングのエキスパートではありません。商品を作ってもなかなか売れない。販路開拓はどのようにすればいいのか・・・そんな悩みを、多くの障がい者施設の方からお聞きしました。

しかし逆に、福祉業界の外からは、「障がい者施設は何をやっているところなのかわからない」「力になれることがあればやりたいが、どのように入っていけばいいかわからない。」との声も聞きます。
この二つの声を聞き取り、障がいを強みに「障がいがあるからこそできること!」の商品や、商材を提供し、世の中に「障がいがある人ってすごい!」と言わせられるようなアプローチをして行きたいと思います。

また、思春期の頃、自分がゲイであることに気づき、家族や友達、先生などにも相談ができず孤独を感じた時期を過ごしてきた経験を生かし、2018年にカミングアウトをしたことを皮切りに、セクシャルマイノリティで悩んでいる人の力になりたいと、啓発活動や、情報発信にも力を入れています。

高橋Podcast
タイトル:人事部ではなかなか聞けない ケイが聞く、マイノリティの本音!
内容:マイノリティの当事者の方々にゲストで来ていただき、毎週なかなか聞けない「本音」を聞き出します。人それぞれ、マイノリティにもそれぞれの悩みや考え方があることを、ぜひお聞きください。

略歴:1984年長野県長野市生、中央短期大学保育課福祉コースを卒業。社会福祉法人かざぐるま保育園保育士、全国福祉保育労働組合専従職員、を経て2015年個人事業主てBTOKを開業。その後も障害者就労移行支援施設 はた楽ステーションや、グループホームなどで障がいのある方の就労・生活の支援も行ってきました。一般社団法人障がい者ワークスタイル研究所 監事/特別研究員。

高部 宗太朗(SOTARO TAKABE)

グラフィックデザイナー、ソーシャルデザイナー

1993年埼玉生まれ。
東京工芸大学デザイン学科卒業後、福島デザイン入社。

私自身ソーシャルデザインの活動を通し初めて障がい者アートの存在を知り、その魅力に気づかされました。
フクフクプラスを通じて障がい者アートを身近なものとして感じてもらい、その魅力を一人でも多くの方に知っていただければと思います。

橋本 良太(RYOTA HASHIMOTO)

グラフィックデザイナー、ソーシャルデザイナー

学生時代、ソーシャルデザインが果たす役割に興味を持ち、デザインが密接に交わる現場に参加してきました。体を揺すって飛び込んでいくと案の定、少しずつその理解が体感できました。ソーシャルデザインは、「社会」のデザインを指します。良いデザインをするには、刺激的な体験が絶対条件です。障がいを持った方のアートには、常にそういった刺激を体感してきました。そしてその刺激を社会へ還元していくことが、持続可能な循環型社会への可能性につながると考えています。

略歴:1998年東京生まれ。東京工芸大学デザイン学科卒。福島デザイン入社。

葛西 亮介(RYOUSUKE KASSAI)

ローカルエリアストラテジスト、アートコンセルジュ

2011年東日本大震災の際、デザインやアートにはどういった貢献ができるのかに興味を抱き研究。
被災地復興をアートの力で応援する「Lproject」を発足し岩手県を中心に支援活動に力を入れる。
その後広告代理店にてクリエイティブディレクターを務めた後、デザイン事務所「mojamoja」を創設。
地域の企業を中心に広告デザインの制作をする一方で、障がいのあるアーチストをデザイン戦略で応援できると知り北関東を中心に活動。

藤原 敦子(ATSUKO FUJIWARA)

カメラマン、アートコンシェルジュ

感動を覚えた後、周りの景色まで変わって見えてくる。そんな経験を久しく忘れていた頃、思いがけない体験をしました。
身体、認知、精神と様々な形での障害を持った方々がアートを制作している現場を見る機会を頂き、作品に触れ、それまでどこかに置きざりにしてきた子供の頃の感覚的な記憶が、懐かしさとともに思い起こされました。色、音、手触りといった、ひとつひとつの、世界と繋がる感覚の糸が、手繰り寄せられるように。同時に、アーティストの方々の、一人ひとりの際立った個性に自分のアートに対する固定概念が崩れました。心の澱が、すうっと分解されていくような不思議な感覚でした。この静かな感動を少しでも多くの方にお伝えしたい、という思いで、フクフクプラスのアートコンシェルジュとして邁進中です。

略歴
上智大学文学部心理学科卒業。認知心理学と学習心理学を専攻、平井教授のゼミで自閉症に関する研究に携わる。東京総合写真専門学校研究科卒業。高井写真研究所を経て、2006年株式会社デイリー・プラネッツを設立。スチルライフを中心として、東京會舘、ペンタックス、KIKKOMANなどの撮影を行う。日本雑誌広告賞、消費者のためになった広告賞、世界ポスタートリエンナーレトヤマ グランプリ受賞。
カメラマンとして、フクフクプラスのイメージ撮影を担当。また、東京工業大学リーダーシップ教育院では、バイリンガルの経験を活かして英語での対話型アート観賞を担当している。

二河 等(HITOSHI NIKOH)

IT&BPRコンサルタント

【持続可能なソーシャルビジネスを創造する、縁の下の力持ちでいたい】
ソーシャルビジネスを実現する上では、思いだけでも、力だけでも不足していて、その両方をコネクトし、持続可能なものにする必要がある。それを可能にするのはITの知識や技術であると感じていて、志のあるものを支援していきたいと考えている。子どもを通じ、同じ保育園で出会った代表の思いに心打たれ、自分の持っている力を最大限に生かせられればと思っている。

略歴:1983年和歌山県生まれ。日本大学理工学部社会交通工学科卒。三井E&Sシステム技研を経て現職。製造・化学分野の企業で基幹システムのインフラ設計・導入・運用保守を担当。パブリックとプライベートを活用したハイブリッドクラウドのシェアードシステムを設計し、同社システム郡のシステム集約と運用業務効率化に貢献。前職の経験を活かして、現在は本職・複業問わずサーバーレス、クラウドサービスの積極活用による業務プロセス改善のコンサルティングから、末端のデバイス選定、導入まで広くサポートする。一方で、mindmap®のインストラクション・アイデア発想やセルフコーチングのコンサルティングや、ランニング・ウォーキング・スラックラインのインストラクションを手がけ、個人レベルでの「自己実現」「生き方改革」のサポートも実施中。

所属:特定非営利活動法人フローレンス
hug-luma(個人事業主)