全国の航空管制官の人材育成リーダーを務めた元航空管制官と共同開発した、世界最高水準のチームビルディングの手法を取り入れた「対話型アート鑑賞×空のチームビルディング」のプログラムを新たに開発しました。航空業界は、巨大で強力なチーム産業なのです。飛行機は1人では飛ばせません。この航空業界の「ヒト作り」、「チーム作り」、「環境作り」を体系的にまとめた人材育成プログラムが「空のチームビルディング」です。

参考文献:ビジネスに効く対話型アート思考「脳が脱皮する美術館」(時事通信社) 著者:福島 治

空のチームビルディングの特徴

統計学的な観点からすると「世界で最も安全な乗り物は航空機」になります。
資料を元に計算すると、毎日飛行機に乗り続けても400年に1回しか事故に遭遇しないほど安全性は高まっています。この「絶対的な安全と安心」は、世界中の専門家が国の違いを乗り越え、専門性の垣根を取り払い、長い年月をかけてつくり上げた航空システムの万全さに裏打ちされています。
それでも不幸にして事故が起きてしまうことはあります。なぜなら、人は必ずエラーを起こす生き物だからです。「空の安全」を保証する万全のシステムがあるのはよいとして、それを支えているのは人間です。コックピットで操縦桿を握るパイロットや機内スタッフ、航空管制官、整備士など、それぞれに持ち場の異なる何十人、何百人もの人が互いに信頼し合い、一つのチームとして万全に機能する必要があります。
そこでまず重要となるのが、「人は必ずエラーをする」というファクターを大前提として押さえておくことです。どれほど優秀で、どれほど経験豊富な人物であっても、エラーをする危険性はゼロにはなりません。その危険は個人の力で防げるものではありません。複数の人がチームを組み、チームの力でエラーをカバーしていく以外にありません。航空業界では、そこに重きを置いた訓練と人材育成が盛んに行われています。
このプログラムは、フクフクプラスの「対話型アート鑑賞」に、Trust Walk(トラストウォーク)の「空のチームマネジメント」を組み合わせた革新的なチームビルディングプログラムです。

プログラムは複数回実施します

チームビルディングの構築方法を手に入れたい、変革のリーダーを育てたいとお考えのクライアント様に直接お話をお伺いし、御社の課題に合わせた「人材育成トレーニング」をご提供いたします。それを意識改革のレベルまで引き上げるためには、1度だけのトレーニングでは効果は得られません。継続して考えることにより、御社の課題解決力をあげることが可能です。
「空のチームマネジメント」をチーム全体に展開していくトレーニングなので、「研修を実施して終わり」ではなく、「研修後のフォローに重点を置いて」進めていきます。インプットよりもアウトプットを重視したカリキュラムで、組織変革を確実に進めていきます。

https://www.trustwalk.co.jp

革新的な対話型アート鑑賞とは

御社にアートコンシェルジュが伺い対話型アート鑑賞法を実施します。

対話型アート鑑賞法で、体験者から想像力を引き出している様子。

東京工芸大学名誉教授 ・ 福島治による企画監修でニューヨーク近代美術館のVTS(Visual Thinking Strategies)をベースとして、当社が独自に開発した企業向け研修プログラムです。使用するアートは全て障がいのある人が描いたアートで、名画などと比べ、その匿名性や個性からアートの知識がなくとも対話しやすいことが特徴です。また、色彩の豊かさ、アカデミックな教育に染まっていたい自由な造形や世界観も常識に固まった脳を解放してくれます。VTSは、すでに全米100以上の美術館や博物館で実施されている他、300以上の教育機関に採用されています。

当社の「対話型アート鑑賞」とMoMAの「VTS(対話型鑑賞)」の違い。
◎MoMAのVTSは名画を使用しますが、フクフクプラスは障がいのある人が描いたアートを使います。
◎MoMAのVTSは美術館まで出掛ける必要がありますが、フクフクプラスはアートを持ってあなたのオフィスに出張できます。
◎MoMAのVTSは一つの質問を繰り返しますが、フクフクプラスは人材育成に効果的な多様な質問を考案しました。

フクフクプラスは、ファシリテーターが参加者の心理的安全性を確保しながら、メンタルヘルスケアに有効な柔らかな空気を醸成します。チームビルディングだけではなく、創造的思考力、コミュニケーション能力も高めます。売り上げの一部は、アーティストに還元されるCSV型サービスです。

[※]CSV(Creating Shared Value)とは「共通価値の創造」という意味です。CSRは例えば電機メーカーが森林再生プロジェクトを行なうなど、企業の事業とは関係のない社会貢献活動ですが、CSVは企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決し、「社会価値」と「企業価値」を両立させる考え方です。「社会的問題・課題解決のビジネス化」とも言われます。

チームにとって対話の重要性を学ぶ

空の世界は、コックピットのクルー、キャビンアテンダント、整備士、航空管制官など多種多彩でプロフェッショナルな人々が信頼でつながり、1つのチームとなって「空の世界の安全と安心」を生み出しています。コックピットと航空管制官のコミュニケーション手段は「言葉」です。チームが有効に機能し、「空の安全と安心」を実現するために大切なことが「対話」なのです。
企業やチームが機能するために必要な条件は、「メンバーが自分のことを理解してくれている」「上下関係ではなく、一人ひとりがフラットにつながり、チームとしての信頼関係がある」「新しいアイデアや気がついたことを言いやすい空気に満ちている」の3つです。常にポジティブな「対話」があふれている職場なら、ストレスを軽減することも可能ですし、社員一人ひとりの可能性を引き出すことができます。相手の話を理解するプロセスやコミュニケーションエラーが起こる仕組みなども科学的に説明しながら、チームビルディングに必要なことを『対話型アート鑑賞』の体験を通して学びます。
会社やチームが健全に機能するためには、個々の能力も大切ですが、それ以前にチームのメンバーを好きになり、信頼関係が醸成されていないと能力を発揮する気持ちにはなりません。そのためには、お互いを知る、理解するポジティブな「対話」がとても重要なのです。

驚きの学びを創出します

車イスユーザー、聴覚障がい者、健常者が一緒になって体験共有が可能です。

御社の研修目的に合わせた多様なプログラムをオーダーメイドで提供いたします。当社には、複数名のアートコンシェルジュが在籍しています。幾つかのチームに分かれ、同時に数十人が『対話型アート鑑賞』を体験することが可能です。また、50人以上が参加できるセミナー型もあります。『対話型アート鑑賞』は、新人研修、中堅社員研修、チームでの社員研修などのプログラムを組み立てられます。
フクフクプラスの対話型アート鑑賞は、車イスユーザー、聴覚障がい者(手話通訳付き)、健常者が同時に鑑賞することが可能です。参加者は、さまざまな価値感を共有しながら、ダイバーシティをポジティブに体験できる画期的なプログラムです。

「脳が脱皮する美術館」とは

脳が脱皮する美術館の効き目

障がい者アートのメンタル効果(実証実験にて検証済)を活かしたオフィス向けアートレンタルと対話型アート鑑賞の革新的なプログラムです。アートレンタルの設置は当社が行い、アートは3ヶ月ごとに交換いたします。設置時にはワーカーにメンタル効果のある鑑賞方法をお伝えします。障がい者アートをオフィスに飾るとワーカーへの癒しやリラックス効果が実証されています。
フクフクプラスの対話型アート鑑賞法は「創造的思考力」「観察力」「コミュニケーション力」等を高めます。これらを組み合わせたオフィス向けアートサービスの先端的な取り組みです。また、障がい者アーティストへの収入支援、福祉施設との代理店契約など日本初のソーシャルビジネスでもあります。

東京工芸大学 名誉教授
脳が脱皮する美術館プロデューサー
福島 治
福島 治

障がい者アートが、働くあなたを救う

オフィスにおけるアートの効果検証オフィスにおけるアートの効果検証

フクフクプラスが独自に行った実証実験によると、障がい者アートをオフィスに飾るとワーカーへの癒しやリラックス効果が実証されました。また、名画や何も飾らない場合より空間の圧迫感が少ないこともわかりました。近年、メンタルケアが必要なワーカーが増えていますが、ビジネスにおける新たなアートの活用方法として各方面から大きな期待が寄せられています。
フクフクプラスは、センサーを用いたワーカーに対する反応解析、高齢者施設での認知症改善プログラムなど障がい者アートを使った様々な研究を進めています。

プレスリリース「全国初!障がい者アートの心理的効果をビジネス化」
2018年8月

オフィスに「何も飾らない」「名画を飾る」効果と、
「障がい者アートを飾る」効果を比較実証実験。 (当社調べ)

① 障がい者アートは、ワーカーへの癒しやリラックス効果が約1.5倍もありました。
② 障がい者アートは、オフィスの息苦しさや圧迫感が52%も軽減されました。